相談支援専門員|松山友美
相談支援専門員としてひびの障害者相談センターで活躍中の松山友美さんにインタビューをしました。
業務内容や1日の流れ、仕事のやりがいなどについて詳しくお話を伺い、相談支援専門員の仕事がイメージできる内容になっています。
PROFILE
松山友美
2011年4月新卒入職
大学で福祉を学び、2011年新卒で名古屋ライトハウスに入職。現在は、ひびの障害者相談センターにて相談支援専門員として活躍中。
幅広い福祉に関われる点が決め手となり入職!
──名古屋ライトハウスに入職した理由を教えてください。
私は、大学で所属していたゼミの教授に勧められたのがきっかけで名古屋ライトハウスの存在を知りました。大学は生活福祉学科で、主に高齢者福祉について学んでいたんです。
就職活動時は、高齢者福祉に携わるさまざまな施設や企業を検討していました。思うように就職活動が進まない中、教授がより幅広く福祉に関われる名古屋ライトハウスの存在を教えてくれたんです。
名古屋ライトハウスは、介護の他に、障害者支援の事業など幅広く展開している法人なので、高齢者福祉関連の施設や企業しか見ていなかった私にとっては「こんなところもあるんだ!」と驚きでした。障害者福祉については学生時代に学んでこなかったので、少し不安な気持ちもありましたが、よい経験になると考えて入職を決意しました。
先輩スタッフにすぐに聞ける環境が整っています
高齢者福祉と、障害者福祉では違いが大きいのではという不安がありました。高齢者施設での実習経験がありましたが、障害者施設での経験があまりなかったんです。
入職後にしっかりとした研修を受け、先輩スタッフに丁寧に教えてもらいながら業務を進められたため、いつの間にか不安はなくなっていました。分からないことがあれば、すぐに先輩スタッフに聞ける環境があったのはありがたかったですね。
自分の目指すキャリアをサポートしてもらえます
──入職から現在までのキャリアパスを教えてください。現在、私は入職12年目の職員です。ひびの障害者相談センターで相談支援専門員として勤務しています。
入職直後は、視覚障害者の同行援護を行うガイドネットあいさぽーとに配属となりました。当時は、ガイドヘルパーとして視覚障害者の方の外出の支援に携わっていたんです。業務をする中で、ガイドヘルパーとしてだけではなく、より幅広く視覚障害の方をサポートしたいと思うようになりました。
その後、他部署へ異動となり、上司から、視覚障害者の方をサポートする歩行訓練士の勉強をしてみない?というお声がけをいただいたんです。歩行訓練士として活躍している先輩スタッフが実際に大阪で半年勉強されていたという話を聞いていたので、憧れでもありましたし、気になっていました。
半年間、大阪にある施設で研修をさせていただき、晴れて歩行訓練士になることができました。2021年10月から相談支援専門員と歩行訓練士の兼務という形で働いています。
自身のキャリアアップのために修行に行かせてもらったような感覚ですね。そういったチャンスをいただける点は魅力的な環境だと感じました。
障害者の地域生活をサポートする仕事
地域で暮らす障害者の方の暮らしに関する悩みを支援していく仕事です。
例えば、目が見えづらいのでお掃除が苦手で困っているとご相談をいただいた際は、その方に合ったよい支援サービスを探してご提案しています。他にも、事業所や区役所等に同行し、手続きのサポートをするといった仕事もあります。
ご相談いただく内容によっては、ご利用者とは長期的なお付き合いになるケースもあるんです。
困っていることを的確な言葉で表現できないご利用者や、我慢してしまったりする方も多いので、相談支援専門員には汲み取る力も必要だと感じますね。
ご利用者一人ひとりに合わせた対応を
──これまで大変だったことや、ミス・失敗、困難を克服した具体的なエピソードを教えてください。入職当初は、ご本人が本当に困っていることに辿り着くまでに時間がかかってしまったり、見当違いな解釈をしてしまったりしていましたね。今でも試行錯誤しながら対応する日々です。
ご利用者の性格は一人ひとり異なるため、この人にはこういう接し方で良かったけど、この人には合わなかったということも結構あるんです。一人ひとりに合った対応を心がけています。
ご利用者の感謝の言葉に達成感
──この仕事で感じるやりがいを教えてください。実際にサポートしたご利用者から、感謝の言葉をいただいた時にはやりがいを感じます。「一緒に来てくれてありがとう」「一人じゃ難しかったから相談してよかった」などといった感謝の言葉をよくいただきます。そうしたお言葉をいただくと、支援したことが実際にその方のためになったと分かると、嬉しい気持ちになります。
ご相談のなかでこちらが提案したことに対して、ご利用者から「それ、いいですね。ぜひお願いします」とすぐに同意いただけるときも嬉しいですね。
「本当にこれでよいのかな」と正解が分からないまま進めていき、実際に支援を行った後も、「本当にこれでよかったかな」「もっとできることがあったんじゃないかな」って考えながらやっています。
だからこそ、最終的に”相談して良かった”という言葉をいただけると報われた気持ちになります。モチベーションにもつながりますし、こうしたご利用者との関わりのおかげで長く仕事を続けられていますね。
幅広い年齢層の支援に携われる点が魅力
──名古屋ライトハウスの魅力について教えてください。名古屋ライトハウスでは、子どもからご高齢の方まで幅広い年齢層の支援に携われるところがよい点だと思います。何か困ったことがあった時も、同じ法人にさまざまなスペシャリストがいますので、連絡をとって助けあえる環境が整っているんです。
また、働きやすい環境も魅力的です。私が所属するひびの障害者相談センターには10名ほどの相談員が在籍しています。幅広い年齢層で、コミュニケーションはとりやすく、みなさん経験豊富なベテランさんなので、困った時に相談すると何でも教えてくれます。
自身の予定が調整しやすく、残業もあまりありません。子育てをしながら働かれている方もいらっしゃいますよ。
ワークライフバランスを重視して働ける環境
──これから応募する方へのメッセージをお願いします。入職前はいろいろ不安だと思います。名古屋ライトハウスでは、分からないことはなんでも先輩スタッフに聞けますし、丁寧に教えてもらえる環境があるので安心してください。
ワークライフバランスを重視して、自分の時間も大事にしながら働ける環境です。仕事もプライベートも充実させられますよ!
1日の流れ
相談支援専門員として働く松山友美さんの場合
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8:50
朝礼
朝礼後、ご利用者の施設見学に同行したり、各関係機関との連絡調整等をしたりしています。ご利用者のご自宅に訪問することもありますよ。
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12:00
お昼休憩
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13:00
ご利用者の対応
午後も、引き続きご利用者のご自宅訪問などを行います。事務所での相談対応や会議の場合もあります。
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17:30
退勤
残業はほとんどありません。お疲れ様でした!